CROSS TALK 03
子どもとキャリア どちらも大切に育てられる NICの働く環境について。
NICではさまざまな制度を整えて社員の子育てとキャリアの両立を支援しています。 4名の子育て経験者の話から、具体的な制度の活用方法や働き方をお伝えします。
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Y.I.
デジタルクリエーション推進部 2016年入社
先端技術の研究・活用を推進する部署内でAIデータサイエンスチームに所属。プライベートでは2児の父。
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U.T.
JASTEM開発一部 2016年入社
JAバンクの窓口端末を一新する大規模プロジェクトに携わる。プライベートでは2人の子を持つ母で、時短勤務中。
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E.Y.
JASTEM開発二部 2012年入社
JASTEMシステムのなかのユーザーの営業活動支援機能を開発するチームでリーダーを務める。時短勤務中の1児の母。
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M.T.
人事部 2002年入社
開発部経験を経て、2021年からマネージャーに。人事評価、公募を含むジョブローテーション等に携わる。家庭では3児の父。
男女を問わず育児休業や時短勤務の制度を活用。
CHAPTER 01
子育てと仕事の両立のために、どんな制度を活用しましたか?
U.T.
私は2人の出産のため続けて2年半の産休・育休を取得しました。長い休みの間、社内の動きがわからず少し不安でしたが、時々上司がメールで様子を教えてくれたり、復帰前は子どもの状況に合わせて勤務形態の相談に応じてもらえて助かりました。
Y.I.
うちもU.T.さんの子と同じ歳の2人の子がおり、第一子は4カ月、第二子は1年ほど育休を取得しました。当時は男性の育休取得者はまだ多くなかったものの、上司は私の申し出に快く対応してくれて。育休経験のある先輩社員を紹介してもらえたので、手続きのサポートから子育てアドバイスまでお世話になりました。
M.T.
もともとパートナーが出産した際に10営業日の休暇を取得できる制度はありましたが、最近は男性の長期育休取得者も増えてきましたね。育休を経験してY.I.さんはどう感じていますか?
Y.I.
子どもとのかけがえのない時間を過ごせたことで、人生が充実しました。復帰後も時差勤務やテレワークを活用して、夕方の公園で子どもと遊ぶゆとりを持てています。
E.Y.
それは奥さんも助かるでしょうね。私には2歳の子がいて、よく体調を崩すんです。ある時は急遽1週間入院することになってしまいましたが、メンバーの協力のおかげで子どもに付き添うことができました。「仕事の心配はしなくて大丈夫です」という言葉に救われました。
M.T.
NICには仲間のピンチに協力的な人が本当に多いですよね。私は3人目の子が生まれる前の2012年に3カ月ほど時短勤務を経験しました。妊娠中の妻が急遽入院してしまい、上の子どもたちの世話をするために申し出たところ、即座に人事部に調整のうえ適用してもらえて本当に助かりました。
仕事が効率化され、チームの成長につながる場合も。
CHAPTER 02
制度を活用して子育てに取り組むなかで、働き方や仕事への意識に変化はありましたか?
E.Y.
時短勤務になってからは限られた時間でいかに効率よく仕事を進めるかを強く意識するようになりました。特に今はチームリーダーとしてメンバーを動かす立場なので、人への働きかけが重要なミッション。まずは自分自身が具体的なゴールイメージを持ち、それをメンバーにきちんと伝えるようにしています。
U.T.
効率を意識する部分、すごくよくわかります。私も働ける時間が短くなったので、とにかく仕事を溜めないようにしています。ポジティブな意味で周囲に頼るようになりました。常に優先度を意識して、自分で考えても前に進まないことは割り切って人に尋ねたり。
M.T.
私が時短勤務をしていた当時はあるサブシステム開発のチームリーダーでした。それまでは自分で手を動かしてしまう方でしたが、否応なく時間が取れないのでメンバーに任せるようになり、それがチームの成長にもつながりました。時短勤務をきっかけにマネジメントの大切さを改めて認識しましたね。
U.T.
M.T.さんは人事部に所属されていますが、会社全体として子育て関連の制度利用者は増えていますか?ちなみに私の上司の男性社員も育児休業を取得していました。
M.T.
制度利用者はとても多くなりました。この10年で育休を取得する社員数は10倍以上になりましたし、時短勤務中の社員もかなり増えています。部門を問わず制度を活用する文化が定着したんでしょうね。
Y.I.
仕事と子育てを両立しやすい雰囲気があるのはうれしいことですね。私も子どもとの時間を取るために効率を意識して働くようになり、残業時間がかなり少なくなりました。効率化のためにポイントを押さえたコミュニケーションを大切にしています。
テレワークなど柔軟に働ける環境が子育てをサポート。
CHAPTER 03
NICの福利厚生や働く環境についてどう感じていますか?
E.Y.
テレワークの制度は子育ての大きな助けになっています。私の夫もNICの社員ですが、交互にテレワークを取得し、テレワークの日は業務終了後に保育園の迎えを担当するなど、どちらかに子育ての負担が偏らないようにしています。
Y.I.
テレワークの日はお昼休みにちょっとした家事を済ませたりと、有意義に活用しています。時差出勤や時間休なども、柔軟に働き方を調整できるのでいいですよね。
U.T.
そうですね。あとは子どもが体調を崩した時に、年に5日間の看護休暇を使えるのも助かります。時間休も、子どもの通院などで休みを取るほどではないけれど勤務時間に間に合わない時によく活用します。
Y.I.
改めて見ると、子育てに活用できる制度はいろいろありますよね。けれど、子どもが生まれる以前はあまりわかっていませんでした。定期的に行う上司との1on1ミーティングでは、仕事の話だけでなくこうした制度を紹介して活用を勧めてもらえたので助かりました。
M.T.
制度が整っているだけでなく、それを利用することを受け入れる土壌があることも同じくらい大切ですよね。もちろん制度利用者の周囲がタスクを引き受ける必要はありますが、「お互い様」の精神が根付いている。周囲の成長のきっかけにもなりますからね。人事部目線においても、メンバーが一時的に欠けるなか社員のみなさんがチーム運営に尽力してくださる点には本当に感謝しています。
子どもと過ごす時間を大切に、働き続けていく。
CHAPTER 04
プライベートの過ごし方や、オンオフのメリハリのつけ方を教えてください。
M.T.
うちは子どもたちが大きくなり自立してきたので、休日は妻と過ごす時間が増えてきました。平日は仕事の後に同僚とボルダリングを楽しんでいるんです。やっぱり好きなことをしてリフレッシュすることが仕事の活力につながりますね。
E.Y.
そんなふうにオンオフを切り替えるのは大事ですね。私の娘は2歳になり理解できることも増えてきて、保育園に迎えに行くのが遅れると「おかあさんこない、おしごと」と泣いているので、遅れないよう頑張っています(笑)。普段は子どもとの会話が多くなりがちなので、出社して同僚たちと会話することが気分転換になっています。
U.T.
大人と話したくなりますよね、わかります。私は子どもが保育園に行っている日中に静かな環境で仕事できることをありがたく感じます。子どもが帰ってくると騒がしいので(笑)。プライベートでは最近マイカーを購入したので、子どもたちとの活動範囲が広がって楽しいです。
Y.I.
うちの長女は話せる言葉が増えて、次女は歩き始めるようになりました。子どもたちの成長を見逃さないよう時間を大切にしながら、今しかできない楽しみ方を優先しています。保育園の行事には積極的に参加したいですね。
M.T.
子どもの成長を見ていると年々涙もろくなります(笑)。みなさん、ぜひこのまま子どもたちとの時間を大切にしながら働いていきましょう。