9年がかりのビッグプロジェクト。現場の業務効率化に貢献する。
K.N.
JASTEM開発一部 営業店システム班 2018年入社 都市教養学部 都市教養学科卒
働きやすい環境で、 「業務効率化」に挑戦したかった。
学生のときから、業務効率化に興味があったそうですね。
はい。きっかけは、学生時代のアルバイトです。パン屋とスーパーを掛け持ちしていたのですが、アナログな作業に追われる時間が多いことに、疑問を感じていたんです。この作業をシステムで代替できたら、もっと仕事が楽になるし、同じ時間を使って別の仕事もできるはずだと。そうした経験を通じて、就活時には業務効率化を実現できる印象の強いIT業界への就職を意識するようになりました。もともと文系出身ですが、専攻していた経営学ではプログラミングにも触れていたので、抵抗感はありませんでした。
入社の決め手は何ですか?
いくつかありますが、まずはユーザー系IT企業という点に惹かれました。ユーザー企業に近い立場でシステム開発をしたほうが、本質的な業務効率化を実現しやすいと考えたからです。遠方への転勤やみなし残業がないことも、働きやすさの点で魅力的でした。最終的な決め手になったのは、選考でお会いした社員の方々が穏やかな印象で、自分に合っているなと感じたことです。
農林中央金庫とベンダーの架け橋となり、 両社に働きかける仕事。
現在は、9年がかりのプロジェクトに参加しているそうですね。
入社以来、JAバンクのシステム「JASTEM」の開発に携わっています。私が担当する営業店システムは、JAバンクの窓口業務を効率化するための新規システム。完成までに約9年を要し、そのなかで3回の大規模リリースが実施される大きなプロジェクトです。現在は3次リリースに向けて、要件定義の事前準備を進めています。ユーザーである農林中央金庫と密に連携しながら、要望のヒアリングと実装検討を行っています。
入社後はギャップを感じることもあったと伺っています。
そうなんです。入社前は、農林中央金庫と開発ベンダーの仲介をする受け身の立場なのかなと思っていたんです。ところが、実際は農中情報システムとして意見を求められる機会が思いのほか多い。そこがいい意味でのギャップでした。開発の中心となる私たちには、どちらの視点にも寄り添えるという強みがあります。ユーザビリティや保守性など、さまざまな観点から検討を重ね、システムが最適なものとなるよう、農林中央金庫や開発ベンダーに働きかけることを日々意識しています。
次工程を見据えた要件定義で、 窓口業務をシステム化する。
特に要件定義に力を入れているのはなぜですか?
これまでの仕事で特に印象的だったのが1次リリースの要件定義です。実は、後々大がかりな仕様変更が発生してしまい、その原因は要件定義時に詳細まで詰め切れていなかったことでした。結果的にスケジュールが後ろ倒しになり、非常に苦労した記憶があります。要件定義が、その後の開発の土台となり、開発においていかに重要な工程かが痛いほどよくわかった一件でした。それ以来、後続の開発工程やユーザーの利便性、システムの運用保守まで見通し、しっかり詳細まで詰めることを徹底するようになりました。
やりがいを感じるのはどんなときですか?
開発において自分が中心になって動き、業務効率化を実現できたときです。例えば以前、煩雑だったお金の勘定や、それまでJA職員が打ち込まなければならなかった入力作業を、システムで代替したことがありました。各店舗で働くJA職員の業務負荷を、それまでと比べて大きく軽減することができたのです。学生のころからやりたかったことを実現でき、大きな達成感を味わいました。また、窓口業務をシステム化、省力化していくことは金融業界全体の流れでもあるので、そこに貢献できたことも嬉しかったですね。今後も、JASTEMやJAバンクの特性を理解し、より効果的なシステムを開発していきたいです。
Privateプライベート
プライベート
ふだんは散歩や音楽鑑賞をして過ごすことが多いです。少し前に熊野古道中辺路を踏破したことがあり、とても楽しかったです。ゆくゆくは他の参詣道や、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にも挑戦してみたいです。同期とも仲が良く、食事に行ったり、農林中央金庫の山形支店に出向した同期に会いに行ったりもしています。
One Day Schedule1日のスケジュール
1日のスケジュール
08:50
出社
11:00
試験結果の検証
12:00
昼休憩
13:00
チームミーティングにて進捗確認
14:00
実装要望のヒアリング
15:00
ヒアリング内容の精査
17:10
退社